下水管渠更生維持管理

Sewer sewer rehabilitation and maintenance

オールライナー工法

（全面更生）

All liner

オールライナー工法とは、熱硬化性樹脂を用いて老朽化した埋設管を、非開削で更生するスパン更生工法です。必要に応じ、厚みを調整したり強度を高める事も可能です。硬化後は熱に強く、耐震性能を備えた補強管を既設管内面に形成します。

  • いろいろなニーズに
    お応えします。

    管種・管径・管形状を選ばず施工可能

    ヒューム管、陶管、鋼管などの円形管の他、卵形管や矩形渠にも施工できます。

    自立管として所要強度に応じた
    ライナー厚が可能

    ベースホースの厚さは任意に選定できるため、種々の施工状況に対応できます。

    段差や曲がりでも滑らかな仕上がり

    キャリブレーションホースには、十分な延びがあるため、アイロン効果が発揮され、段差や曲がりでも内面は滑らかに仕上がります。

  • 高い信頼性

    厳しい品質管理により高信頼度の
    材料を提供

    工場内で樹脂の計量・混合・含浸とキャリブレーションホースの反転挿入を行っています。これらは、厳しい品質管理下にて実施されており、安心して使用いただける材料をお届けできます。

    ライナー厚さの確保が万全

    樹脂は、内外２層の不透明性フィルムに保護されたフェルトに含浸されているので、確実な厚さが保持されます。

  • 優れた施工性

    現場作業が極めて容易

    現場で樹脂の計量・混合、ベースホースへの含浸、キャリブレーションホースの反転など作業が不要となりました。このため現場作業が極めて容易となり短時間での長距離施工（100ｍ/日）を可能としました。

    施工時の環境汚染なし

    施工時、地下水汚染や揮発性物質の放散がなく、周囲の環境汚染なし。

    一箇所のマンホールから多方向への
    施工が可能

仕様・特性について

適用可能口径・形状
  • ϕ150mm～φ1200mm
  • 円形管、卵形管、矩形渠
ライナー厚さ 3mm以上、1.5mm毎に任意。
材質
  • 外層不透過性フィルム：ポリエチレン
  • 外層樹脂含浸フェルト：ポリエステル繊維
  • 内層樹脂吸収フェルト：ポリエステル繊維
  • 内層不透過性フィルム：ポリウレタン
  • 熱硬化性樹脂：不飽和ポリエステル樹脂

施工工程

  • 引張
    強さ
    20N/mm²（200kgf/cm²）
  • 引張
    弾性率
    2200N/mm²（22400kgf/cm²）
  • 曲げ
    強さ
    40N/mm²（400kgf/cm²）
  • 曲げ
    弾性率
    3000N/mm²（30500kgf/cm²）
  • バーコル
    硬度
    35

オールライナーZ工法

（全面更生）

All liner

オールライナーZ工法とは、ベースホースにガラス繊維入り特殊フェルトを使用することで、
オールライナー工法の施工手順と変わることなく高強度のオールライナーをライニングする
工法です。

  • 適用口径
    ／厚さ
    • φ200～φ250mm・・・5.0mm
    • φ300～φ350mm・・・6.5mm
    • φ400～φ500mm・・・9.0mm
    • φ600mm・・・12.0mm
    • φ700mm・・・15.0mm
    • φ800～φ1200mm・・・18.0mm
  • 曲げ強さ
    50N/mm²（510kgf/cm²）
  • 曲げ弾性率
    5000N/mm²（51000kgf/cm²）
  • 曲げ弾性率
    40N/mm²（400kgf/cm²）

パートライナー工法

（部分補修）

Part liner

パートライナー工法とは、損傷した下水道管きょ内面にＦＲＰライニイングを形成する非開削の修繕工法です。ガラス繊維マットに熱硬化性樹脂（エポキシ系樹脂）を含浸させ、補修機に巻き付けます。次にその補修機を人孔から損傷箇所に引き込み、空気圧によりガラス繊維マットを管きょ内面に圧着し、樹脂を硬化させFRPを形成します。

パートライナー工法の特徴

  • 浸入水を完全に止めます。
  • 損傷管の強度を蘇らせる。
  • 施工時の水替えはいらない。
  • ジョイントの段差や曲がり補修も可能。
  • 卵形管にも施工可能。

施工工程

  • 適用口径
    φ200～φ600mm
  • 適用形状
    円形管・卵形管
  • ライナー厚
    3mm～5mm
  • 材質
    エポキシ樹脂
  • 引張強さ
    150Ｎ/mm²以上
  • 引張
    弾性率
    3000Ｎ/mm²以上
  • 曲げ強さ
    200Ｎ/mm²以上
  • 曲げ
    弾性率
    13000Ｎ/mm²以上

パートライナーS工法

（本管・取付管一体補修）

Part liner

パートライナーS工法とは、本管と取付け管の支管部を、非開削で補修して一体化する修繕工法です。取り付け管口付近にある損傷個所において専用のパートライナーS補修機に熱硬化樹脂を含浸させたガラスマットを巻き付け、空気圧で密着した後加熱硬化させます。

パートライナーS工法の特徴

  • 十分な補修長さ（取付管口から120㎜以上）
  • 取付管口と本管部分の一体補修
  • 浸入水などの水場でも施工可能
  • 止水と補強が同時に実現

施工工程

  • 適用口径
    φ200～φ600mm
  • 適用形状
    円形管
  • ライナー厚
    3mm～5mm
  • 材質
    エポキシ樹脂
  • 引張強さ
    150Ｎ/mm²以上
  • 引張
    弾性率
    3000Ｎ/mm²以上
  • 曲げ強さ
    200Ｎ/mm²以上
  • 曲げ
    弾性率
    13000Ｎ/mm²以上

サイドライナー工法

（取付管更生）

Side liner

サイドライナー工法とは、老朽化した取付け管を、非開削で補修する修繕工法です。硬化性樹脂を含浸させたホースと成形用のホースからなるダブルホースを取り付け管内に反転挿入し、樹脂の硬化後、成形用ホースを撤去することによって既設取り付け管に新しい管きょを形成します。

サイドライナー工法の特徴

  • 1箇所の施工時間は3時間。
  • シンプル・コンパクトな施工機材。
  • 幅広い施工条件。
  • 施工直後の本管内ライナー除去は不要。
  • 必要な長さを更生。

施工工程

  • 適用口径
    φ150～φ200mm
  • 適用形状
    円形管
  • ライナー厚
    3mm
  • 材質
    不飽和ポリエステル樹脂
  • 引張強さ
    20Ｎ/mm²以上
  • 引張
    弾性率
    2200Ｎ/mm²以上
  • 曲げ強さ
    20Ｎ/mm²以上
  • 曲げ
    弾性率
    2200Ｎ/mm²以上

下水管渠清掃Sewer cleaning

下水道の普及により、管渠の経年が進んでおり、汚泥・土砂等の堆積が見られます。そのまま放置してますと、水処理センターの処理能力が低下したり、大雨等による災害で下水管渠の許容範囲を超え、マンホールの吹き上げや道路上に溢れる危険性となります。私たちは、未然に防ぐために、強力吸引車等を用いて対応しております。